水より烏龍茶

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じゃあ、もう男の子やめちゃいましょうよ♪ ―ふたなり後輩のメス奴隷調教― レビュー

皆様こんばんは。

そもそもこの記事を書こうかどうかも悩んだんですが、酷く感動した作品であるので是非見て、聞いていただきたいと思いながらぽつぽつと書き始めております。

ただし今記事は人を選ぶことと、いわゆるR-18作品について取り上げる、というかレビューに近いものですので気になる方は続きを読む、で開いて読んでいただくようお願いいたします。取り上げる作品はタイトル通り、今までの記事タイトルを考えると並べただけで大分ゴツい感じで笑っちゃうんですが、とりあえずこの記事のためだけにブログを分けるのも面倒ですしどうせ続かないので、ということでまとめてしまいます。

 

 

「じゃあ、もう男の子やめちゃいましょうよ♪ ―ふたなり後輩のメス奴隷調教―」という作品が先月の6月28日に発売されております。

www.dlsite.com

サークル、できることならの大崎新都心氏(@more_andmoreの2作目、1作目も同じくふたなりモノみたいですがまだチェックできておりません…。

ワタクシ、こう見えてDLsite diggerでして(とはいえ本業の人に比べれば全然ですが)フリーの催眠音声から始まり、いわゆるエロボイスドラマというものも少々嗜んでいます。少々の嗜み故に最近の催眠音声作品の減少を嘆いたり、音声作品という性質上どうしてもワンパターンになりがちな脚本、展開などに若干飽きが来ていたりとしていたのですが、2019年の上半期突然現れたこの作品に完全にやられてしまったのと同時に、半期MVP作品(個人的)に躍り出たのです。

(それまでの上半期歴代MVP作品は、といって購入履歴を調べてから上半期全然買ってなかったことに気が付きました)

 

こちらの作品、後輩女子ふたなりモノで逆転ナシ、音声作品特有の終始受け身という形態になりましてその点ではもうとにかくスタンダードであるんですが何よりも脚本と、その脚本を十分に生かしきっている今作の担当声優の思ちぽさんの演技が本当に素晴らしい。

ぶっちゃけいろいろな事を言うとネタバレになっちゃうのであんま言えないんですが、脚本としては割とキツめな言葉責めや罵倒がある中でふたなりという性質上、愛情とか性欲とかそういうものが混ざったドロドロなものを歪んだ愛情としてアウトプットしている後輩女子を描いており、しかもそれを思ちぽさんの絶妙にダウナーでかつ、単なる罵倒でなく根底に微かに見える愛情、独占欲、けして綺麗なものばかりではない感情の機微を見事に表現しきっており、それが無理なく感じられる素晴らしい作品でした。

 

どうしても音声作品は脚本(主にはシチュエーション)、担当声優、長さなどで評価されやすい(と思う)んですが、この作品に関してはシチュ、担当声優さんの声質の好みもハマっていたんですがそれ以上に、これだけのものをアウトプットされると迫真の仕上がりだなと感じました。

 

脚本の大崎新都心氏ももちろんその辺りの意識がしっかりあって書かれたことがこちらのツイートでも、購入した際の台本テキストファイルからも伺えます。いやーすごいしお見事。

 

いったいどこから目線で書いてるんだよ、と思われそうなんですが本当に手放しで人に良い!とオススメできる1作なので是非聞いてみてほしいと思います。サンプルだけでも…!思ちぽさん、今後しっかりチェックしていきたいですね…。